2月2日、佐賀商工会議所で会員様向けのセミナーを実施してきました。
タイトルは「応募者が増える、効果的な求人票の書き方」
参加者は18名。10日ほど前には8名ですとメールをいただき、テキストと添付資料を準備。念のために前日確認すると17名です、との事。慌てて増産です(笑)
当日は準備万端でセミナーに臨みました・・・臨んだつもりでした。
講師略歴は程々に。受講者の気持ちを引き付ける&安心させるため
「ハローワークに5年間出向しておりました」と、ここは強調しましたね。
それから参加意識を高めるには喋ってもらうのが一番と思い
「自社の課題をお聞かせください」と振ったところ
出るは出るは、採用担当者の苦労話、胸の内を露土。
・求人を出しても応募者がない
・ハローワーク、リクナビ、ビズリーチ、どこに出しても反応なし
・新卒者も来ない、来ても3年ほどしてもう大丈夫と思っていたら辞める
・運送業は週休2日は取りにくい、給与も上がらず賞与もなし
・働き方改革をしたくても人手が足りなくて…負のスパイラルです 等々
あまりの現状のすごさに怖気づいてしまいました。
しかし貴重な2時間をいただいていますので何らかの気づき、何らかの収穫は持って帰ってほしいですね。
受講者の方々の反応が良かったのはやはり求職者の生の声のようです。
イー・ニーズでは職業訓練を実施していましたので
訓練生の「魅力を感じるワードと感じないワード」を
ホワイトボードに書き出し写真に収めていましたので紹介させていただきました。
大変興味を持って見てもらえました。
ほとんどの求職者は給与より休みを重視するといわれていますが、
まさにその通りの模様がホワイトボードに羅列されていました。
皆さん薄々は気づかれていたようですが、求職者の文字でそれも画像で見せられると実感させられますね。
人手不足、働き方改革は微妙な関係ではないでしょうか。
働きやすい職場を作っていくこと、多様性な働き方を取り入れることで人手不足が解決していくのではと感じたところです。
この問題はまだまだ奥が深く、一朝一夕に解決するものではありません。
出生率とか進学率、または女性の働き方のM字カーブ等いろんな問題が絡み合った問題です。
決して見ない振りのできるものでもありません。
じっくりと取り組んでいかねばならない問題ではないでしょうか。
私にとっても覚悟を求められたセミナーでした。